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セミナーでの話し方

セミナーでのどう話すか

セミナーにおけるメインコンテンツは言うまでもなく講演です。
この講演を行なう場合、同じ内容を話すにしても、誰がどのように行うかによってかなり違いが出てきます。
そこでここでは、セミナーにおける効果的な話し方にスポットライトを当て、その方法について紹介します。

まず、最初に重要になるのが「語尾をはっきりと話す」ことです。
最初は強く、後が弱い喋り方というのは印象が弱く、言葉が聞き取りにくくなってしまいます。
個人同士で話をしている時にはこれでよいのですが、前に立って多くの人を相手に話す場合、最後までしっかり聞こえる声で話す必要があります。

また、しっかり聴衆に向いて話すことも重要です。
よくありがちなミスであるのが、ホワイトボードや黒板に文字を書きながら喋ってしまう、ということです。
完全に後ろを向けて話すと声は伝わりにくくなります。
書きながら話さなければならない場合にも半身で立ち、顔は聴衆側を向くようにしましょう。

さらに、聴衆の興味を引きつけられるように、適宜ジェスチャーを取り入れるのも良い方法です。
ただ、無意識のクセなどの動きは気にかかってしまって内容が頭に入りにくくなるため、意識的に行うようにしましょう。
これは口癖においても言えることで、話し方にクセがある人は意識して治すようにするのがポイントです。

他にも、内容を伝えるための気遣いとして、言葉遣いの選択というのが挙げられます。
講演者は得てして受講者よりも言葉を広く知っており、無意識のうちに自分の語彙が誰にでも通じると考えて喋ってしまいがちです。
普段使わないような単語はできるだけ利用しないようにしましょう。
どうしても内容として必要になる場合には適切に説明を加えた上で話を進めていくことが重要です。

聴衆を眠くさせない

実際に自分が聴衆側で参加したことがある人であればわかるかと思いますが、セミナーでの話を聞いていて眠くなってしまうことはよくあります。
話を聞いている時に眠くなってしまうのにはいくつかの理由が考えられますが、中でも大きなポイントなのが「興味を維持できない」ということです。
人は興味があることであれば意識的に話を聞き続ける事ができ、眠くなりません。
話の内容だけではなく、その他の部分でも構わないので、ともかく聴衆の興味を引けるようなことを考えましょう。

例えば、質問を投げかけるというのは一つの方法です。
内容について議論がある部分などについては聴衆側に投げかけ、話を聞いてみるようにしましょう。

また、それでも寝てしまった人が出た場合にはどうするのか、ということも考えておきましょう。
授業などであれば注意して起こすのも一つの方法ですが、講演等の場合には相手に恥をかかせるような方法はあまり適切ではありません。
こういった時に利用できるのが「間」の活用です。
講演において寝てしまっている人は、「声」が一定の調子で聞こえてくることが、かえって眠気を誘っている例が多くあります。

そのため、わざと意識的に少し黙ったりすると、眠気を切ることが出来ます。
相手も自分も嫌な気分にならないような講演を心がけましょう。

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