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目標設定に欠かせないKPIとKGIの違いを解説

KPIとは

重要業績評価指数と呼ばれており、最終目標をクリアするための中間指標です。
最終目標を達成するためには、底に至るまでに、様々な課題をクリアしていかないとならないので、目標をどれぐらいクリアできているか、数値として表わします。

KPIは共通項目があり、5項目あり、それを設定することによって、課題のクリア状況を数値として表わします。

・明確性
・計量性
・現実性
・関連性
・適時性

これら5項目となっており、この5項目を英語で表わした頭文字を取って、SMARTと言います。

KGIとは

KGOは、最終目標がクリアできているか、計測するための指標であり、目標となります。
曖昧な指標では計測はできないために、公平な判断時期と、具体的な数値を設け、明確な基準とするところから始めます。

例えば、売り上げを上げるだけでは曖昧であり、目標設定も難しいです。
そこで、前年度よりも売り上げを20%高くするなどの、具体的な数値や時期を入れて設定します。
もちろんKGPであっても、具体的に設定した方が良いです。

KPIとKGIの違い

KPIは途中の過程の事であり、KGIは結果となる目標のことです。
例えば、先ほどの前年度よりも売り上げを20%高くするとすれば、これがKGIとなります。
KPIであれば、接客の質を上げる、お客様が来やすい売り場作りをするなど、中間の目標のことになります。

ただこの2つの設定は中間目標と最終目標の2つの関係となりますが、目標設定を間違えることがあります。
前年度よりも売り上げを20%高くするならば、中間目標であるKPIは、1年後に20%なので、1ヶ月で○○%というように単純に考えてしまいがちです。

売り上げを上げるためには、新規顧客、リピーター、客単価などを上げないとならず、どの部分を優先させて中間目標として取り組むか決めます。
ただし、お店によって、上げやすい要素が違ってくるので、出来るだけ効果のある中間目標にすべきです。

しかし、根本的に間違える場合もあります。
いくらお店を改善したとしても、商品の質が良くない、商品価格が高くては、いくら頑張っても売り上げは上がりません。
目標設定では、マイナスの面もあるので、その点も考慮して目標を考えないとなりません。

また、高すぎる目標設定を行う場合もあり、無理な設定はいくら頑張っても到達は難しいです。
前年度よりも売り上げを100%高くするなど、不可能と思われるような設定は、そもそも設定として相応しくありません。
このような理想ばかりの設定では、丸投げとなってしまい、他の人が目標を達成しようとしても無理だと実感し、行動すら起こさないようになってしまいます。
KPIとKGIという慣れない言葉を使っていますが、それは誰もが行う目標設定の1つなのです。

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