ロケハンの仕事内容はどんなこと?
ロケハンという仕事をご存知でしょうか。
テレビなどで、聞いたことはあるけれども、詳しくはわからないという人が多いと思います。
今回は、そんなロケハンについて、重要なところをご紹介しましょう。
ロケハンは、映画や動画などを撮影する場所を捜すことです。
因みに、ハンティングは捜すという意味で、撮影場所はロケ地といいます。
つまり、撮影場所の下見といったところです。
気を付けるポイント
では、次にロケハンで気を付けるべきポイントをご紹介します。
まずは、撮影場所の広さや環境についてです。
ネットで見た時は、広く見えたけれども、実際に行ってみると狭いということは、多々あります。
その場合、余り画面には入れたくないような雑然とした場所が映る、被写体とちょうどよい距離が取れないということが生じるでしょう。
特に、都会の撮影であれば、人通りも気にしなければいけません。
あらゆる角度からの「引き」と「寄り」が必要でしょう。
また、撮影機材が多い場合は、置けるスペースの確保が必要です。
こうした広さの関係で、シナリオを変えたり、ロケ地を変えたりする場合もあるので、ロケハンは早めの行動をしなければいけません。
音響に関しても注意が必要です。
屋外だと、セリフの音を消してしまうような雑音が、入ってくることもあります。
そんなに大きな音でなければ、消去もできますが、できない場合は撮り直しになってしまうのです。
特に、工事の音や車の音は、気を付けたいものでしょう。
光についても、注意しなければいけません。
特に都会の場合は、ビルに反射される光がまぶしすぎて、撮影の妨げになることもあります。
こうした光は、時間帯によっても違うので、ロケハンでどの時間に光が強いかなどをチェックしておくと良いです。
さらに、安全面や待機場所、水道やトイレもチェックしておきます。
危険な場所でないということを確かめて、待機できる場所やトイレなどがあるかも、調べておきましょう。
そして、そこに行くまでの電車の時間や駅までどのくらいあるのか、車を借りるのであれば、その手配なども必要です。
その他には、撮影許可も必要かどうかも大事なことでしょう。
必要許可がいるという場所ならば、早めに届けを出してください。
ロケハンはなかなか大変
このように、ロケハンはチェックすべきことが多くて大変です。
しかし、このロケハンがないと、撮影ができないことにもなるので、慎重にやりたいものでよう。
なるべく時間短縮のために、インターネットで調べるのみでもよいこともあるので、そのあたりは要領よくこなしてください。
ロケハン次第で、撮影がスムーズにいくということが多いです。
撮影の進行状況も、ロケハンによって左右されるので、ロケハンは撮影に必要不可決なものと言えるでしょう。