社内表彰の意義やメリット
会社で社内表彰が行われることがあるのですが、これにはさまざまな効果があるのです。
社内表彰はお金をもらえるわけではなく、意味がないのではないかと考える人がいるかもしれません。
しかし、実際には表彰されることでこれまでの自分の頑張りが注目されて、それが仕事のモチベーションアップにつながるケースがあります。
せっかく自分が苦労をしてやってきた仕事について褒めてもらえないとやる気が出ないものです。
そこで、社内表彰という機会が用意されていると、自分の頑張りが評価されたと感じられ、報われたと思えるでしょう。
また、社内表彰で大々的に自分が評価されることによって、みんなからの目が変わるかもしれません。
社内表彰を受けることができれば、会社や上司は自分のことをきちんと見ていたのだと思えます。
それは企業に対する信頼を高めることになり、社員の求心力を高める結果となります。
どんな社内表彰があるのか
実際に会社で社内表彰が実施される際には、さまざまな事例が存在しています。
たとえば、受賞者を選定する方式を工夫している会社があり、同僚からの投票によって表彰者が選ばれるというケースがあるのです。
通常は社内表彰といえば経営陣から優れた社員を選ぶ方式を想像されるでしょう。
それが、同僚から選ばせる方式にすることで、上の人間には分からない現場での頑張りを認めてもらえる可能性があります。
現場にいる社員だからこそ、本当に貢献している社員の存在を知ることができるのです。
同僚から投票する制度であれば、より公平で納得感のある社内表彰を実現できるでしょう。
また、投票制度で自分がどのくらいの票を得られたのか、投票された理由は何なのか確認できる社内表彰を実施している会社もあります。
これならば、実際に表彰されなかった人も当事者になることができて、楽しめるでしょう。
なかには、失敗したことを表彰するユニークな試みを実施している会社もあります。
これは、失敗は成功の源であるという考えであり、大きな失敗をした人はそれだけ挑戦心があるのだから、それは表彰に値するとして生まれた発想なのです。
その会社では社員の失敗に対して表彰状と金一封が送られます。
このような表彰を実施すれば、社員は失敗を恐れなくなり、積極的にいろいろなことに挑戦するようになるでしょう。
このように社内表彰制度を上手く活用することによって、社員の意識を高めることもできるのです。
ありきたりで決まりきった制度を用意する必要はなく、それぞれの会社が自由に独自の表彰制度を実施するとよいでしょう。
大切なことはその制度があることによって、社員のやる気を高めることができるかどうかです。
今後も、さまざまな会社でユニークな表彰制度が生まれていくでしょう。
